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40歳のおっさんです。 デジカメ、ラジコン、車、子育てなど


by ossan2009
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Daimler-Benz DB60Xシリーズの歴史

Bf109G-6に装着されたDB605エンジンは1929年にダイムラーベンツで開発がスタートしたDB600の発展型です。
34L、水冷倒立V型12気筒。
ダイムラーベンツはDB600→DB601→DB605として1931年のプロトタイプ完成から1945年にナチスドイツの敗戦によって製造を終了するまで15年間改良、製造をし続けました。
大戦を通じて最後まで使用されBf109やBf110といった大戦期の主要ドイツ空軍機に採用されたドイツを代表する戦闘機用エンジンです。
大戦初期には燃料噴射装置や、液体コンバーターを介した過給器の変速切り替えなど独創的な設計で競合相手に性能でアドバンテージを持つことに成功しました。




・ 1929年、航空省からのガイドラインに基づき、ダイムラーベンツが社内プレジェクトして新しい30L級、倒立V型12気筒の開発をスタートする。
・ 1931年、 ダイムラーベンツ内でThe F4とコード番号が付けられ、2題のプロトタイプが完成。 ベンチテストがスタートし、その後の試作品がF4Bと呼ばれ、後のDB600となる。
・ 1933年、国防省から6機の試作エンジン契約を受注する。
・ 1934年、DB600A、 DB600Bが完成 (ギヤレシオで単発戦闘機向けA, 大型機向けB)、 離昇馬力:1000馬力
・ 1935年、DB600C,Dが完成 (過給器装備)
・ 1936年、DB600G,Hが完成 (パワーアップされてた?)

・ 1934年、直噴化のプロトタイプをF4Eとして開発開始。
・ 1935年、F4Eのベンチテスト開始。
・ 1936年、DV601VとしてJu52に装着して初テスト。
・ 1937年2月: 150機のDB601が国防省より発注される。
・ 1937年11月: DB601A-1のライン製造スタート 1100馬力
・ 1940年: DB601Nの製造スタート (1175馬力 Bf109E-4/N, BF109 E-7/N, BF109F-2, BF110C-6, He111P-
・ 1941年: DB601Eの製造スタート (1350馬力)


・ 1942年: DB605Aの製造スタート (1455馬力 Bf109G)






by ossan2009 | 2019-07-05 16:13 | プラモデル