フロントのスプール・デフ(デフロック含む)ってツーリングの世界では最近主流になりつつあるんですか?
差動装置が入ってないのでデファレンシャルギヤではないのでデフって呼び方は正確ではないのですが、ここでは便宜上スプール・デフって呼ばせていただきます。
所謂、デフロックと同義ですね。
TT-02Bのフロントギヤデフをワンウェイに替えたらパーツの不具合でトラブっております。
その絡みで色々と調べてたらスプール・デフが良いとか言ってる人が結構いる。
ツーリングの世界ではワンウェイ・デフ→スプール・デフという流れになっているらしい。
差動装置無しってことなので、内輪と外輪の回転差を吸収しない。
ステア切る度にフロントブレーキ掛けているようなもんですな。
これってフロントタイヤのグリップが高ければ高い程ステアブレーキも効くって事にもなる。
ワンウェイってスロットルフリー時にフロントタイヤが左右でそれぞれフリーになるためステアブレーキも掛からず失速感が少ない、マシンが転がるのでアクセルオンの時間が減らせて燃費も向上っていう利点があったはず。
さらにはスロットル・オンの時、コーナーリング中に内輪が浮いても外輪にも駆動力が伝わるので曲がりは良いしクイックな加速も可能という利点を生かしツーリングではフロントワンウェイ入れないと勝てないとまで一時は言われていたらしいですね。
それが時代とともにブラシレスモーター(ブラシが無いからエンブレが弱い)が流行、さらにはモーターパワーの増加、バッテリーパワーの増加によってワンウェイの利点がすこしづつ削られ、今ではスプール・デフの利点が相対的に増加、結果としてスプールデフがツーリングレースでは主流になりつつある。
こんな状況らしいです。
ワンウェイが嫌われた一番の理由はブレーキが効かないって言う事らしい。
エキスパートな人でも競り合うとどうしたってコーナー手前でブレーキ遅らせちゃうみたい。
フロントワンウェイは構造上リアブレーキしか効かないし、調整不足や路面状況次第ではブレーキをがつんと掛けると姿勢が乱れがち。
不足な事態に陥るって事が多いんですよね。
早い話、フロントワンウェイ入れてる車がコーナー手前で他車を巻き込む事故を多発。
先ずは海外レースでフロントワンウェイ禁止っていうレギュレーションが多くなっちゃったんですな。
日本はフロントワンウェイ発祥の地でもあるので直ぐに海外レースの状況に右ならえとは成らなかったのですがそれでもジワリジワリとフロント・スプールが普及して最近ではすっかり主流になったらしい。
マニラで活躍する達人のブログみるとワンウェイに比べてフロント・スプールで困った事はほとんど無いって言い切ってるくらい。
しかし、フロントワンウェイからギヤデフやボールデフを飛び越えていきなりスプール?
デフあってその効き具合を調整出来た方がコース状況に合わせて選択肢あって良いような気がしますが・・・・。
モーターパワーが上がって走行スピードも上がる。
操縦が神経質になる。
遠隔操縦なんで実車の操縦時以上に難しい局面にドライバーは直面するわけです。
レース前はやることいっぱいあってデフの調整とか大変、調整範囲はできるだけ整理したい。
だったらいっそスプール一択にしちゃえ!
って事なんですか?
いずれにせよ、スピード上がってフルタイム四駆の走行安定性が他の何よりも勝ったって言う事なんでしょうな。
ぶつかり合いにも強いしね~。
スピードをカツカツで競い合うツーリングの世界ではそんな感じらしいのですが、バギーの世界ではどうなんだろう?
ハイグリップなカーペット専門で走らせてる人達の間では既にフロント・スプールとか始まってるんですかね?
私がフロントにギヤデフ入れてたころは思いっきり重デフだったので限りなくフロント・スプールに近い状態。 バッテリーはニッスイでモーターは主にGTチューン、しばらくたってからスーパーストックBZでちょっと走らせてましたが、「曲がらない車だな」っていう印象ではありましたがで「いこいの村」とかではフロントハブが壊れる前の一瞬ですがそれなりに走っていたような・・・・。
あの頃は走らせると直ぐにどこかが壊れてしまっていてサーキットで2パック以上走らせられた記憶がない・・・・。 笑笑
だからフロント・スプールで走ってたころの状況って良く分からないんですよ。
ただ、曲がらないっていうのは想定範囲。 笑笑
運動性よりもストレートでの安定性重視でセッティングしていたつもりでしたから・・・。
コーナー手前でブレーキ掛けて荷重を前に乗せて無理矢理曲がるっていう今のツーリングのセッティングを先取りしていたわけです。 笑笑
まあ、そういう走り方って美しく無いのでフロント・ワンウェイ入れて美しい放物線を描く様なコーナーリングを目指した訳なのですが・・・・。
目標はスムーズで美しいコーナーリングでしたが、実際にはお手々が付いていかなかったわけですよ。
その目標は目標として、やっぱり速さも大事。
今後、フロント重ギヤデフ、 フロント軽(スルスル)ギヤデフ、フロント・ワンウェイをそれぞれ再検証、自分が走らせ易いセッティングを再度探してみます。