2018年7月15-16日、海の日三連休に友人家族と富士山登山に行ってまいりました。
2018年 07月 17日
2018年7月15-16日、海の日三連休に友人家族と富士山登山に行ってまいりました。
ルートは御殿場口。
富士山の登山ルートって四つあってそれぞれ登山口が分かれてます。
夏はマイカー規制があって登山口まで自家用車で行けない。
途中、シャトルバスで登山口まで行くって言うのが普通。
其れが嫌と言う事もあって唯一マイカー規制のない御殿場口ルートを私の独断で選択。
頂上まで最も距離があるルートなので登山口まで自家用車で行けるにも関わらず他ルートに比べて人気が圧倒的に無い。笑笑
今回は9歳児と8歳児も登山に行くと言う事で、帰りのバスの時刻とか気にしたくないって言う事もあって迷わず御殿場ルートを選択。
インターネットをみたら「健脚専用」とか書いてあるんですが、最短距離の吉田口ルートに比べて片道1時間半多目に歩くだけ。
まあ、それくらいならいいか?
8時から登山開始のつもりでしたがいつも通り、自宅出発前のもたもたで到着予定を40分ほど遅れた8時半頃に御殿場口駐車場に到着。
駐車場はほぼ満杯だったかな?
なんとか空きを見つけて駐車に成功。
普段はガラガラと言われる御殿場口駐車場ですが7月の3連休はさすがにほぼ満車。
ちなみに山小屋も1ヶ月前の予約で空きがあったのは砂走館のみ。
富士山登山って人気あるんですね!
8:45から登頂開始。
路面が砂?
粒こそ大きいものの、脚を取られるんです。
海辺のビーチよりマシですが異様に疲れるんですよ。
こんなんで頂上まで行けるの?
って思いましたが、程度に差はあっても御殿場ルートは最初から八合目の山小屋迄が基本がこの路面。
それでも最初は元気良かったんです。
子供らもはしゃいでました。
しかし、其れも長くは続かず3時間経った頃にはもうグタグタ。
歩き出して7時間を超えた頃には子供らのみならず親達も限界。 笑
子供が道中にサングラス落としちゃった件で「どこに置き忘れた? じゃあ戻って見てくる」、「無かったぞ、どこに置き忘れた?」連れのママさんが子供さんにブチ切れてるんですよ。笑笑
子供は分からないって泣き出してるわけですが、ママさんの怒りは収まりません。
もうクタクタになって八合目の山小屋「砂走館」に着いたのが18:30過ぎ。
休憩ばかりしてたのは事実ですが通常は7時間と言われるコースを10時間近く掛かる羽目に・・。
山小屋に泊まったのって2回目。
一回目は10年以上前の尾瀬の東電小屋、その時も山小屋とか自分に向いてないなって思ったんですが、今回、久しぶりに山小屋利用させてもらいましたが印象は変わらず。
山小屋のサービス自体はアットホームな雰囲気で悪くは無いんですが、寝る場所が問題。
狭い所にすし詰めなんでやたらと大きなイビキをかくやつだの、人の足踏んでトイレに行く奴とかが多過ぎて殆ど寝れない。 笑笑
繁忙期という事もあってベッド数以上に人を詰め込んじゃってるみたいで普段は使っていないスペースまで就寝場所を広げて所謂雑魚寝。
一応、就寝時刻って言うのがあって部屋は消灯こそされるものの出発時刻は自由。
富士山登頂って御殿場口ルートだと山小屋を2時くらいに出発って言う人達のピークってあるんです。
ゴミも各自が自分で持ち帰りですが、荷物を小さくするのにペットボトルを潰して小さくするんですがこのペットボトル潰しを就寝時間の部屋でするバカがいる。
出発時刻は自由なんで静かに出て行けばいいのに・・。
ペットボトル潰しとか寝てる人が居る部屋でなんでしますかね?
外ですればイイ!
こう言うのも山小屋の常識なのかな?
シュラフあったら外で寝たほうが百倍マシ!
山小屋ってこういうもんみたいなので私にはやっぱり無理。笑笑
富士山登山の醍醐味に御来光って言うのがあるんです。
我々は小さいお子様連れだったんで山小屋の深夜出発は避けて御来光は八合目の山小屋から拝みました。
宿泊客の半分以上はこのパターンだったですね。
山小屋で御来光を見て朝食を食べてから登頂。
前夜に殆ど寝れなかったせいもあって、モチベーションが落ちていた私は御来光を拝んでもテンションが上がらず、朝食時に、
「登頂グループと山小屋待機グループに分けた方が良くない? 子供らも疲れてるだろうし、もし山小屋に残るって言う子がいたら私が面倒みて山小屋に残りますよ」
って言う提案を同行のパパさんにこっそりしましたが相手にされず。
嫁さんにもチラッとその話をしたら「信じられない、何しに来たの?」と叱られる始末。笑笑
それでも、子供らで誰か「もう帰りたい」と言い出す子が現れる事を期待してましたが予想に反して子供らの誰もそんな事も言い出すのが居らず、私が一人で山小屋待機も許されない雰囲気だったので仕方なく皆と一緒に登頂を目指すはめに。
誘っていた近所のK太が来てくれればこう言う時、「僕、もう帰る」よと必ず私の力になってくれたはず・・。
お父さんのお仕事で来れなくなって本当に残念!!
予想通りと言うか、予想以上に八合目から頂上までの道のりは険しかった。
標高差で言ったら500メートルくらいなんですが、キツイのなんのって。
傾斜は上がれば上がるほどキツくなるし、脚を一歩前に踏み出すのに一苦労。
富士登山マラソンのランナー?
走って登って行く人とか本当にいるんですよ 笑笑
信じられんですが。
しかし、子供らはよくあんな道登ったな!
信じ難い!
景色は雄大ですよ。
普段は飛行機の小さい窓から見える景色がそのまま眼下に広がってますから。
天気も良く、眼下に雲海と地平線見える。
嫁さんが「地球ってやっぱり丸いんだね」って言うありきたりなセリフが陳腐に聞こえない。
唯、景色を楽しめるほどの余裕があまり無い。
振り返ってみても撮った画像でこの登頂アタック区間のものは殆ど無し。
他の皆さんが撮った画像見ても同様 笑
そんな余裕無いんですよ。
頂上に着いたらどこにでもあるただの観光地。
撮影ポイントは人が並んでいて順番待ち。
富士山登山の醍醐味はキツくて苦しいこの八合目から頂上迄にあった。 笑笑
帰途は下りなのでかなり楽ですが、脚の疲れが溜まっていてやっぱり辛いです。
「大砂走り」も体験しました。
子供達もはしゃぎまくって、飛ぶように大砂走りを下りましたが最期の30分で力尽き、無駄にはしゃいだダメージで「もう歩けない」と駄々をこねまくる羽目に。
そんな子らを励ますと言うか叱っていたら、嫁さんまで「もう私だって限界なんだよ!(子供らを叱るな)」とか私が怒られて夫婦間で険悪になる始末。 笑笑
そんな事言われたって、無理矢理でも子供ら歩かせないと帰れないじゃないですか?
どうすんの?
「富士山とかもう来たくない!」
って言う有り難いお言葉をこのラストの区間で息子にいただきましたが、無理矢理歩かせてようやく下山。
とにかく疲れました。
富士山舐めてましたね。
シャトルバスの利用が嫌で難関と言われていた御殿場口ルートを安易に選択してしまったのは最後の30分で子供らがへばったのを見ると失敗だったかも。
でも登山中は人だらけって言う感じでもなく(山小屋と頂上は除く)、それなりに登山してるぞっていう雰囲気は味わえましたがね。
経験として一度は登ってみるべきって思いますが、二度目は要らんな。 笑笑
と言う感想でした。