再度、フロントの六角ハブ化、更にホイールベースの延長に挑戦
2017年 02月 03日
前回、フロントハブの六角化の為にTL-01のフロント・ナックルをWW2に移植しました。
この流用って言うか改造?
ポピュラーな改造でネットで作例も多数アップされてます。
当初の目的であった脚まわりのガタも減り剛性アップこそしたものの、ナックルのアームが長くなったせいでステアの切れ角が減り結果として小回りが効かなくなると言う問題が新たに発生。
ネットで改造事例をわざわざアップしちゃう様なラジコン熱中指数の高い人達のサーキット専用ならいざ知らず、小2ドライバーの公園専用オールラウンダーとしては小回りが効かない事は致命的。
という事で流用を断念。
なんとかならんかな〜?
とかおもってネットで調べると・・・。
M-06 Raのフロントナックルが使えるらしい。
ナックルアームの長さも調整可能とあります。
これだったらステアの切れ角問題無しでフロントの六角ハブ化も可能かも・・・。
ラジコンショップでたまたまそのパーツを見つけたところ400円と激安。
早速購入、試してみました。
Mシャシーパーツなんで全体的に少し華奢かな〜?
ナックル自体にしてもTL-01用に比べたら気持ち軽いかも。
同じABS樹脂製だけどね。
他製品とのパーツ共用?
新規金型代をけちりCハブの中に更に小さなCハブがもう一つあって、そこからナックルに接続って言う謎のパーツ構成のWW2。
M-06 Raの脚まわりを流用する事によりCハブが一つ減ってパーツ構成がシンプルになりました。
無駄な可動部が減ってガタも減ったし剛性もアップ!
WW2はナックルとホイールに繋がるハブは5mmの細いシャフトのみ。
その細いシャフトにホイールの二対のボールベアリングに通してあの大きくて重いタイヤを支えてる。
ここは走行中の負担が大きいところ!
ベアリングだって直ぐにダメになるだろうな・・。
タイヤ揺すってみると分かるけどもうガタガタなんですよね。
ここは精度が高いハブにしてベアリングの負担やタイヤのガタを減らしたいところ。
ちょっとパーツの強度が低いにしてもMシャシーのパーツで余計なCハブが一つ減って六角ハブでホイールと接続出来るんだったらそっちの方がずっとまし!
これが六角ハブ化に私が拘る理由です。
小Cハブとナックルだけ取っ払ってM-06Raのナックルがそのまま大Cハブに入るのかと思ってたらさにあらず。
よく見るとM-06RaのCハブの寸法も形状も微妙にって言うかかなりWW2の大Cハブと違う。
車高調整出来る様に穴の数増やしてるし。
Cハブごとナックル交換って事ですな。
それはそれでOK。
でもキングピンはそのままWW2の物を使えるのかと思ってたら・・・。
使えんのですよ!
しかもキングピンは別売りで今回買ったスペアパーツには入ってない・・。
とホホ
キングピンの直径4mmは同じですが段付の根元のみ4mmでその先の先端部分は細い。
よってWW2のキングピンは使用出来ません。
キングピンの強度もWW2よりMシャシーはちょっと落ちるんですね。ここでも。
WW2は戦車って言われてたバギーチャンプよりも重い超重量級マシン・・・。
大丈夫かな〜って思いつつも、M-06 Raのキングピンをネット発注。
前より落ちるって事はないはずだけど剛性大して上がらんかも・・
でも六角ハブ化した方が整備性も上がるしスペーサーかましてトレッドだってちょっと広げられるし・・・。
これがSP-1425 M-06 Ra F部品(アップライト) ¥500
そしてコレが無いとCハブとナックルが組めない。
キングピン SP-882 TA-04 キングピンセット ¥150
ナックルにベアリングを組み込んだところ。
アームの先のピロボールは下からネジで固定するタイプでしっかりと固定。
ナックルにCハブを組み込み、六角ハブをくっ付けたところ。
フロントロアアームをひっくり返すとホイールベースを10mm程度延長が可能。
ダンパーマウントはアームを構成しているビスを1箇所抜き取り代わりに15mmのイモネジを突っ込み締め上げた後、六角ピロボールをねじ込んで新設。
アッパーアームはホロービスに5mmアジャスターを組み込み長さを調節可能としました。
上記を組み込んだフロントアクスル
シャシーはこんな感じになりました。
上がホイールベース延長前、下が10mm延長後。
微妙に長くなってますね!
今回、アッパーアームも5mmアジャスターとホーロービスでちょいネガティヴに調整。
接合はリアと同様にタッピングビスから5mm六角ピロボールに全て変更。
これで良くあるタッピングビスの抜け落ち問題から完全に脱出可能となりました。